保険は、必ずしも必要なものではありません。保険は、不幸にして起こった事故に関連して発生する経済的なリスクの一部の分野をある程度ヘッジしてくれる対応方法の一つに過ぎません。従って、まず、リスクマネジメントについて考える必要が有ります。 企業でも、個人でも原理としてのリスクマネジメントは簡単です。
 

<その1>
自分の現状を色々考え、自分が抱えるリスクの洗い出します。
「財産喪失のリスク(自分の自社の所有する財産が傷つく、なくなる)」
「賠償責任を被るリスク(自分のしたことで、相手に損害を与えた)」
「身体に起因するリスク(けがや病気)」
「その他のリスク(法律改正、売上減少など)」 に分類してみてください。

<その2>
その各々に対して、リスクの発生頻度を抑える(起こらないようにする)、
または、発生するリスクによる損害を最小化する(起きても大事にならない
ようにする)方法を考えます。

<その3>
<その2>によってカバーできない、もしくはカバーすることが困難である
場合は、その負担を他に肩代わりさせ、平準化、予算化を検討します。
この手法が多くの場合「保険」であることが多いのです。